国産初の新型コロナウイルス用の飲み薬「ゾコーバ」が11月28日より遂に本格的な供給を開始します!
感染者が再び増加傾向にある今、もしもの際に服用を検討されている方も多いのではないでしょうか?
しかし必要な時に手に入れられるのか、そもそも服用しても大丈夫なのか、心配な方も多いですよね…
そこで今回はゾコーバ対象者は?効果は?服用できない人は?についてまとめていきます。
この記事で分かること
- ゾコーバってどんな薬?
- ゾコーバ対象者は?服用できない人は?
- ゾコーバの効果は?
- ゾコーバの使用開始はいつどこで?費用は?
ゾコーバってどんな薬?
画像引用元:読売新聞オンライン
販売名 | ゾコーバ錠125㎎ |
一般名 | エンシトレルビル フマル酸 |
製作会社 | 塩野義製薬株式会社 |
ゾコーバは日本の大手製薬会社、塩野義製薬株式会社にて開発された、国内初新型コロナウィルスの飲み薬です。
大きな特徴は重症化リスクの低い患者でも服用できること!
従来の薬は糖尿病や呼吸器疾患など、感染すれば重症化する可能性が高い方のみに服用が認められていましたが、ゾコーバはリスク関係なく多くの人の服用が可能となります。
軽症患者が増えている現在、ゾコーバの存在はとても重要なものになりそうです!
ゾコーバの対象者は?服用できない人は?
前述の通り重症化リスクの低い人でも服用できるため、12歳以上であればゾコーバの対象者となります!
一方、服用できない、対象外になる方もいます。
ゾコーバ対象外:妊娠中の女性、複数の医薬品を併用している方
特に、併用してはいけない医薬品の数は36種類あります!
併用不可の医薬品一覧
ピモジド、キニジン硫酸塩水和物、ベプリジル塩酸塩水和物、チカグレロル、エプレレノン、エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン、エルゴメトリンマレイン酸塩、メチルエルゴメトリンマレイン酸塩、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩、シンバスタチン、トリアゾラム、アナモレリン塩酸塩、イバブラジン塩酸塩、ベネトクラクス〔再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期〕、イブルチニブ、ブロナンセリン、ルラシドン塩酸塩、アゼルニジピン、アゼルニジピン・オルメサルタン メドキソミル、スボレキサント、タダラフィル(アドシルカ)、バルデナフィル塩酸塩水和物、ロミタピドメシル酸塩、リファブチン、フィネレノン、リバーロキサバン、リオシグアト、アパルタミド、カルバマゼピン、エンザルタミド、ミトタン、フェニトイン、ホスフェニトインナトリウム水和物、リファンピシン、セイヨウオトギリソウ(St.John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
ザコーバの服用を検討している方で普段から他の薬を飲んでいる方は、必ず医師へ相談する様にして下さい。
ゾコーバの効果は?
塩野義製薬は最終段階の治験で①症状の改善②症状が出る期間の短縮の効果が確認されたと発表しました。
①症状の改善 | せき、のどの痛み、鼻水・鼻づまり、けん怠感、発熱・熱っぽさ |
②症状が出る期間の短縮 | 約24時間の短縮(7日前後で回復) |
オミクロン株やBA.5含む変異ウイルスにも高い効果を発揮したことから、今後の感染拡大時の活躍が期待できそうです!
ゾコーバの使用開始はいつどこで?費用は?
厚生労働省は12月初め頃に医療現場で使用できるよう、流通システムを整備し供給の開始を予定しています。
気になる費用ですが、当面は無料での供給になるそうです。
使用開始 | 12月初め |
費用 | 当面負担なし |
入手可能な医療機関 | 「パキロビッドパック」処方実績のある医療機関・薬局 |
処方開始後最初の2週間程度は、安全のためファイザーが開発した飲み薬「パキロビッドパック」を処方した実績のある医療機関や薬局でのみ、入手が可能となります。
その後は準備が出来次第、各都道府県のウェブサイトにて順次入手可能な医療機関や薬局が公開される予定なので、服用を検討している方は情報をこまめにチェックしてみて下さいね!
まとめ
今回はゾコーバ対象者は?効果は?服用できない人は?についてまとめていきましたが、いかがだったでしょうか?
12歳以上であれば、重症化リスクの低い患者でも服用できる点が最大の特徴のザコーバ。
軽症でも辛いせきやのどの痛み、発熱に効果を発揮してくれるまさに待望の飲み薬となっています!
12月初めより順次供給が開始されますので、随時情報をチェックしてみて下さいね!
妊娠中の方、併用不可の医薬品を服用している方はザコーバの対象外となりますのでお気を付け下さい。
日頃の感染対策も引き続き徹底していきましょうね!
それでは今回はここまでとさせていただきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。